「電話でレッスン」が生まれた経緯
素読舎は根石吉久が、大学卒業後どこにも就職せずに始めた英語塾です。今、これを書
いているのは、2008年7月28日ですが、さて、素読舎は何年やってきたんだろうと改めて考えると、かれこれ、33年か34年やってきたことになりま
す。そろそろ、一応、「この道、ン十年の職人」をなのってもいいのかなと思っています。
素読舎の歴史の後半は、「電話でレッスン」「スカイプでレッスン」です。
素読舎での練習と学校の部活の練習を比べて、素読舎での練習を部活の練習の下に位置づける親などがいると、私の若い頃の強いプライドが破裂し、軋轢を生
じたりしました。一番文句を言われたのは、「時間がかかりすぎる」ということでした。「時間がかかる時期に時間をかけなくてどうするんだ。余計にやったか
らって、その分の金を要求するわけじゃない。時間がかかる塾が嫌なら、他を使ってもらうしかない」などと言い続け、地域との間に軋轢や冷たい関係が生じま
した。子供の頃から嫌いだった学校の下に素読舎が置かれることを我慢できなかったと言い直しても同じです。今でも我慢できません。
妻は、現在も地域の子供たちを相手に塾を続けていますが、塾長の私が、「もう、地域は相手にしない」と宣言し、「電話でレッスン」に、自分のレッスンの
場所を移しました。
こちらのレッスンは、週一回、一回30分が基本です。生徒さんのほとんど全員が、電話での声しか知らず、一度も顔を見たことがない人たちです。
週一回、一回30分というふうに時間を小さく限っても、生徒に力をつけられるだけの教材を作る技術は、地域の子供たちを相手にして身につけました。この
点では、冷たい関係になった以後も、地域に感謝しています。
「電話でレッスン」を開始したのは、10年以上前のことだったと記憶しています。
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