『英語どんでん返しのやっつけ方』(小学館 根石吉久・村田晴彦共著)


・中間、期末の試験に飼われてはならない
 学校の成績は、中間試験・期末試験によっておおよそ決まります。この中間試験・期末試験とはどういう性質のものでしょうか。これらの試験では、出題の範囲が決まっています。教科書の何ページから何ページの範囲を試験するぞ、という性質の試験です。
 こういう試験では、要領のよい、はしこい人が余計に点をとります。これが落とし穴です。「余計に」とった点は、けっきょく実力ではありません。安いペンキを塗ったと同じことで、じきにはげ落ちてしまいます。
 中間試験や期末試験ではよくできるのに、実力テストや予備校等の模試になると、まるで点のとれない人がいます。安いペンキがはげ落ちたのです。要領はよいが、実力のない人です。
 逆に、中間や期末ではあまり点がとれないが、実力テストや模試で偏差値のはねあがる人がいます。これは実力派です。私の塾にもこういう人がいます。中間・期末の試験と実力テストでは、学年三百五十人の学校で、二百番くらい順位が違う高校生がいます。実力テストをすると、二百人をごぼう抜きするのです。
 それでよいのです。最後にものをいうのは実力であり、成績ではありません。だから、成績のよい人も大学入試でたくさん落ちるのです。だから、予備校が大きくなるのです。
 成績は気にするな。
 実力を気にしろ。
 成績と実力とは一致しない。
 中間、期末の試験に飼われてはならない。

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